競売物件とは

競売物件の入札方法

競売物件は、期間入札で入札されます。入札を希望する人は、一週間程度の入札期間に裁判所に入札書を提出。開札日に裁判所の担当者と入札者で開札し、最も高い価格を付けた人が落札するという流れです。「入札」という言葉からイメージできるように、競売物件はオークションと同じ仕組みで取引されます。最も高い価格を付けた入札者は、各種手続きを行い、裁判所の売却許可決定と、登記の変更を待ちます。

裁判所が出した期間入札で入札がない場合は、「特別売却」に切り替わり、先着順で売却されます。特別売却されている物件に欲しい物件があったら、期間入札よりは手に入りやすいです。ただし、特別売却される期間は、開札日の翌日から1週間と決まっているので、早めに入札することをおすすめします。現在は競売物件の入札希望者が多く、期間入札で買主が決まることが多いです。

競売物件は、入札前に自分で物件を見たり周辺の環境について調査したりしておく必要があります。情報が公告されてから期間入札の期間が終了するまでの期間が3週間程度なので、調査の時間はある程度あります。しかし、特別売却に関しては、最大で1週間しか調べる期間がないので十分に調査できないという特徴があることを知っておきましょう。